2017年という時代だからこそインディーロックというものに向き合おう。
近年はロック不況と言われる時代になりました。
2017年だけでも
Foster the Peopleは前作USチャート3位に対して、今作は47位
Real EstateやDirty Projectersの新作はUSチャート200位内に入るかどうかという非常に厳しい状態になりました。つらたん。
ただ、Imazine DragonsやQueens Of The Stone Ageみたいにスタジアムロックは未だに人気ですが、、ナードやギークな感じの所謂インディーロックは本格的に冬の時代が到来したのかなと思います。
UKではもう本当での意味合いのインディーの精神は崩壊してますし(SLEAFORD MODSとか気骨を持ったアーティストもいますが)そろそろインディーという定義も日本と同じくインディーがメジャー契約までの下済みの場所という意味合いになるのも時間の問題かもしれません。
そもそもインディーというのはメジャーよりも先にインターネットを使いこなせたからPitchforkを中心としたネットメディアがインディーを盛り上げてきたわけですが、ここでメジャーがインターネットを使いこなせたら・・・
資金力で劣るインディーが勝てる見込みがないです・・・
しかもチャンス君がガチでインディーにトドメを指す方法で爆発的に収益あげちゃいましたからね・・・
というようにインディーは今のインターネット=ストリーミング時代に対応できなかったっていうことが低迷の一つだと思います。
しかし、インディーバンドの質が下がったというわけではなく、今年もセールスとは全く無縁だけど面白いバンドも沢山出てきてます。
ただ2000年代まではPitchforkを中心としたメディアやタワレコ、スヌーザーが勝手にインディーを紹介してくれていたからリスナーが比較的受動的でも自然と情報も入ってきたけど、Pitchforkがメインストリームと向き合っている時代なので今は自分たちでインディーを探さないといけない状態で本当の意味合いでインディーと向き合わないといけない時代になりました。
インディーという定義が崩れてはじめている状況ですが、皆さんもインディーという火を絶やさないようにどんどんいい音楽を探してもらいたいです。